こんにちは。
ぽんすけ先輩(@ponsuke_senpai)です。
ブログのタイトルで悩んでいる時に、同じブログ仲間から紹介してもらった「伝え方が9割」という本が参考になりましたので、記事にします。
ブログを書いている方、商品を売り出そうとしている方など「キャッチコピー」で悩んでいる人は、必ず読んでおきたい本です。

目次
伝え方が9割の感想
著者はこんな人
「伝え方が9割」の著者は、佐々木圭一さん。
博報堂に入社してコピーライターとして活躍し、2005年から2年間、アップル社の広告を手掛けるリー・クロウ氏の元に留学。
日本人初の米国広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得など、国内外51の賞を獲得した方です。
もともと伝えることが得意ではなかったという佐々木さん。
もがきながら膨大な量の名作のコトバをみて、考え、試行錯誤の末、あることを発見した。
「伝え方にはシンプルな技術がある」
「感動的なコトバは、つくることができる」
このことに気づいた佐々木さんは、それから大躍進を遂げます。
感想
「言われてみれば、こんな言い方もあるな」の連続でした!
どれも腹落ちする内容です。
JR東海の「そうだ、京都へ行こう」というキャッチコピーも、本書で述べられた手法と同じです。
人の心に鮮烈な印象を与える言葉を、簡単に自分でも作れる気にさせてくれる本でした。
この本の手順に沿った方法で言葉を作れば、必ずや人に伝えるスキルは向上することができると思います。
伝え方にも技術があった
就職でも、昇進でも、あなたを最後まで守ってくれるのは、伝え方。
伝え方やコトバの技術を持っている人は、働いても成果を出せる。
人間がコミュニケーションをする限り、「伝える力」と「聞く力」は必須スキルです。
特に「伝える力」は、自分を売り込むような時には絶対必要な力なのです。
伝える力すらない人が、この先情報世界においても生き残れるはずがありません。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]就職試験でも伝える力が弱い人よりも強い人の方が受かるのは当然![/voice]
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165840.jpg” name=”嫁ちゃん” type=”l”]どんなに他の能力が高くても、「伝える力」が無ければ勝ち残れませんね![/voice]
「ノー」を「イエス」に変える技術

人は1日に頼みごとを平均22回しているといいます。
そのお願いの「イエス」の確率を上げるには、コトバの伝え方が重要になるというわけです。
「イエス」に変える『3つのステップ』
・自分の頭の中をそのあまコトバにしない
・相手の頭の中を想像する
・相手のメリットと一致するお願いをつくる
たとえば、
×「今日デートしない?」
というストレートな申し込みより、
〇「驚くほどうまいパスタの店があるんだけど、行かない?」
という方が成功率は高いというわけです!
思ったこと(自分の頭の中のこと)をそのまま言葉にするのではなく、相手の気持ちを想像しメリットをつけて依頼してみるとで、より正解に近づくことができます。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165840.jpg” name=”嫁ちゃん” type=”l”]とはいえ、相手の頭の中を想像するって難しいよ?どうしたらいいのかな?[/voice]
こんな悩みを持った方は、この7つの切り口を参考にしてください。
「イエス」に変える『7つの切り口』
①相手の好きなことは何か?
②嫌いなことから回避できる方法は?
③相手に選択の自由を与える
④認められたい欲(相手のあなた限定)
⑤あなた限定
⑥チームワーク化
⑦感謝
一方的な依頼よりも、これら①~⑦の切り口で言葉を変えて依頼する方が効果的です。
例えば、「⑤あなた限定」であれば、
×「自治会のミーティングに来てください」
〇「他の人が来なくても、斎藤さんだけは来てほしいんです」
といった感じです。
ちょっとした言葉の言い方で、全然印象が変わってきますよね!
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]嫁ちゃん、いつもありがとう!お小遣い1万円アップお願いできますか(←⑦感謝の手法を用いてみた)[/voice]
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165840.jpg” name=”嫁ちゃん” type=”l”]だめぇ![/voice]
「強いコトバ」をつくる技術

強いコトバをつくるのには、「コトバエネルギー」が必要。
コトバに高低差をつけてあげれば、エネルギーは生まれる。
誰にでも強い言葉は作れると、著者の佐々木さんは言います。
作り方は、下記の5つの方法を参考にしてください。
より具体的には、この5つの方法があると言います。
①サプライズ法:ビックリマーク、「そうだ」などのサプライズワードを入れる
②ギャップ法:伝えたいコトバの正反対のワードを前半に入れる
③赤裸々法:自分の体の反応を赤裸々にコトバにする
④リピート法:伝えたいコトバを繰り返す
⑤クライマックス法:クライマックスワードから始める
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]おぉ!この5つの方法は分かりやすい![/voice]
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165840.jpg” name=”嫁ちゃん” type=”l”]すぐにでも使えそうだね~[/voice]
①の例:「あ!小林製薬」
②の例:「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」
③の例:「会いたくて会いたくて震える~♪」
④の例:「会いたくて会いたくて震える~♪」(←また登場)
⑤の例:「ここだけの話ですが、私はゲイです」
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165840.jpg” name=”嫁ちゃん” type=”l”]え?ゲイなの?[/voice]
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]違います。例えを挙げただけです。。。[/voice]
この本では、まだまだ事例が載っており非常に参考になりますよ!
そして、5つの方法はとても有効ですが、こんな注意も・・・。
文章の全てに「強いコトバ」をつくる技術を入れ込みすぎないこと。
「強いコトバ」はサビに入れる。
あまりにも詰め込みすぎのキャッチコピーは、胡散臭さを発生させてしまいます。
一番盛り上がるところに適切にいれるべきということです。
僕のおすすめ度
★★★★☆
この本の僕のおすすめ度は星4つです!
キャッチコピーを仕事にする人も、ブロガーにはもちろん必読書といえるでしょう。
全くキャッチコピーとは関係のない人でも、「こんな意図でこの言葉は作られているのか!」という発見にもなり参考になると思いますよ!
非常に読みやすい本のため、早い人なら30分、だいたい2時間以内では十分に読める内容です!
漫画版もあるようなので、本が苦手という方はこちらで読むのもいいと思います。

伝え方が9割を読んだ後は、この本を読もう
「伝え方が9割」を読んだ方は、同じシリーズで2巻目が出版されているそうですので、そちらも読んでみてはいかがでしょうか。
とはいえ、今回紹介した1巻目の方だけでも十分学べると思います!

以上、「伝え方が9割」の書評でした。
非常に分かりやすく、読んだだけで素晴らしいキャッチコピーが作れそうな気がしてきます(笑)
でもそんなことありえません!
どんどんコトバを作り発信し、みんなの反応を確認しながら上達していくようにしたいものです!
また、キャッチコピーを生業としている人だけに有効なものではありません。
この本は「人にお願い事をする人」対象です。
ぜひ手に取って読んでみてくださいね!!
さぁ、早速キャッチコピーを始めましょう!
