こんにちは。
ぽんすけ先輩(@ponsuke_senpai)です。
モロッコを旅行中、サハラ砂漠のキャンプツアーに参加しました。
僕にとって初めての砂漠。
とても貴重な体験だったので、今回細かく書き留めておきます。
これからサハラ砂漠に行く方に参考にしてもらえたらと思います。
なお、サハラ砂漠の前後のモロッコ周遊については、こちらの記事をお読みください!
[kanren postid=”3241″]
メルズーガからサハラ砂漠へ
砂漠の街メルズーガへ到着し、何もない交差点で突然停車。
そして待っていた4WDにスーツケースの荷物と共に乗り換えました。
待っていた4WDの運転者は、英語も全く通じません。
その為、ろくな挨拶もしないまま、砂漠に向かって爆走。
車を乗り換えた交差点から走ること約10分、すでに辺りがサバクのようなサラサラの砂になってきました。
そして道だか砂だかわからなくなっていき、そこからまた爆走。
壊れそうな車が悲鳴をあげながら走っています。
途中、車を旋回させタイヤで 〇(マル)を描くという、ナゾのパフォーマンスで楽しませてくれました。
こんな感じ。

サハラ砂漠のホテルに到着
そうこうしているうちに、砂の中に現れたホテルらしき建物に到着。
どうやら、このホテルが主催する砂漠ツアーに参加するようになっているみたいです。
砂漠へ出る誓約書?申込書?みたいなものを記入をし、ホテルの部屋の鍵をもらいました。
砂漠ツアーは16時出発、このときの時間は14時なので部屋でシャワーを浴び少しくつろぐことにしました。
スーツケースなどの大型荷物はホテルの部屋へ置いていけるので、砂漠キャンプに必要なもの(水、タオル、スマホ)を別のカバンに入れ準備。
とにかく水は重かったですが2リットル持っていくことにしました。
そして、マラケシュで買っておいた赤ワインも1リットル持参しました。これですでに3kg以上あります(笑)
シャワーを浴び、少しウトウトしたところで16時!!
集合場所へ行くと、欧米人らしき人達が5人いました。

聞くと、全員アメリカ人とのこと。
このメンバーで砂漠ツアーに行くようです。
ラクダに乗り、サハラ砂漠へ!
人間1人につきラクダは1頭が準備されています。
ラクダは1列につながれており、出発を前に気が荒くなっているラクダもいれば、今にも寝そうなラクダもいたり・・・。
このラクダは、僕のラクダです。

ベルベル人と僕のラクダ。

先導のベルベル人に指示され、ラクダにまたぎました。
ラクダは後足から立ち上がるので、乗っている人は前かがみになります。
結構な前かがみですので、しっかり手すりを持っていないと落ちてしまいます。
腕の力に自信がない女性は、とにかく頑張るしかないです。
ラクダが立ち上がると、すごく高いことに気づく僕。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]こ、こわい・・・[/voice]
この写真からでもわかる通り、目の高さは2.5~3mくらいになりますので、高いところが嫌いな人は少し恐怖を感じるかもしれません。

全員のラクダが立ち上がるとテントに向けて出発です。
ラクダは基本的におとなしく歩いてくれますが、たまに気性が激しいラクダもいて振り落とされる危険があるので、手すりはしっかり握ったほうが無難!
砂漠の乾いた熱風を浴びながら、ひたすら砂漠を歩きます。
前のアメリカ人カップルを激写!

後のアメリカ人ファミリーを激写!

この時の僕の服装は、長袖シャツにジーンズ姿です。
夕方とはいえ日差しが強いので、肌は露出しないほうが無難かも。
欧米人はもちろん露出していましたが・・・。
ラクダに乗っているだけなので、気温は40度を超えますが 長袖長ズボンでも問題ないです。
ラクダの息づかい、砂を踏む音、そして風の音を聞きながらラクダに揺られること約1時間。キャンプ地に到着です。
ここでラクダたちは、僕たち人間を下ろし、翌朝の仕事まで休息。
列になって並んで歩く姿がかわいい。

到着後、「夕食の準備をするから、君たちは小高い砂丘に登って夕日を見てくるといいよ」とベルベル人のガイドに言われました。
小高いと言われて見上げた丘は、日本で見るような砂丘の丘ではなく、ちょっとした山(笑)
アメリカ人ファミリーの父から「あの一番上までみんなで登ろうぜ!」と提案があり、みんなで登ることになりました。
とはいえ、急な砂山なので3m進んだだけでも結構なしんどさです。
「やべえ。テントに戻りたい・・・」と思いつつも、既に勝手にレースが開始。
僕は一応、日本代表として大柄なアメリカ人に対抗するため、無我夢中で頂上を目指しました。
登っても登っても砂に押し戻される感覚分かりますか?
全然前に進んでいかないんです。
本当に苦しくて何度もやめようと思いましたが、「僕は日本代表」と言い聞かせて、このよく分からないレースに必死にくらいついていきました。
その頑張りがあったせいか、全体の2位と大健闘!
1位はこのレースの言いだしっぺであるアメリカ人ファミリーのオトーサンでした。
口の中は血の味するし、ぶっ倒れるかと思いました(笑)
頂上でぐったりしていると、続々とみんなが到着。みなさんもグッタリです!
グッタリしているジョージ・クルーニー似のアメリカ人(笑)

しばし思い思いの場所で写真を撮ったり、景色を眺めていました。
その時撮った砂漠の写真がこちら。


風の音、砂が風にまってこすれ合う音。
人工的な音は全くありません。全て自然界が起こしている音だけです。
自然の雄大さと人間の孤独さみたいなものを感じ、「世界にはこんな場所があるんだな・・・」としみじみ思いながら沈んでいく太陽を見て不思議な気持ちに浸りました。
夕日も沈み、薄暗くなってきたのでキャンプ地に向かって一直線に下山です。
ボードがあれば一気に滑り降りて楽しいと思いますが、ボードは無いので、僕は転がりふざけながら下山しました。
サハラ砂漠でキャンプ
キャンプ地に到着すると、既に屋外にテーブルと料理がセットされ、夕食の準備が整っていました。
今夜のメニューは「野菜と鶏肉のタジン」です。

持参した赤ワインを開け、アメリカ人の人達と一緒に飲んで楽しみました。
砂漠で調理したにも関わらず、普通のレストランで食べるような味でとてもおいしかったです。
食事も終わり、砂の上に敷かれた絨毯に寝そべっていると、ベルベル人4人による民族音楽の演奏が始まりました。
民族音楽といってもいたってシンプル。
独特のリズムで刻む太鼓の音と、不思議な音階の歌で曲を奏でます。

[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]砂漠の民はこういう音楽を歌いながら、砂漠での夜を明かしてきたのだろうか?[/voice]
と想像力を膨らませながら、色々な物語を想像しました。
「アルケミスト」「星の王子様」など砂漠が舞台となった本の情景が目に浮かび、自分が物語りの主人公になったような気分です。

これは、この体験をした人しか分からない世界だと思います。
うっとりしていた僕。
しかし惨劇は突如やってきました。。。
いきなりの突風!!
さっきまで無風状態だったのに、目も開けていられないほどの突風です。
当然演奏は中断。
各自テントに戻り宴会は終了になりました。
「テントに入らなくても、ここに絨毯を敷いておくからここで寝てもいいよ」
とベルベル人ガイドは言いましたが、今はとても外に出れるような状況ではないのでテントにこもる事にしました。
寝苦しい夜・・・
これが、この日の僕のベットです。

テントは1人1つずつ設営されており、広いベット(マットレス)、枕元には電気も完備されプライバシーも守られ快適そのもの!
しかし、一つだけ大きな問題が・・・。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]とてつもなく暑い!!!!!![/voice]
そうです。ハンパない暑さだったのです。
ガイドブックには
「8月といえども夜の砂漠は寒いので、防寒着を持参すること」
と書かれていました。
それを信じた僕はユニクロのウルトラダウンをカバンに忍ばせていたんですが、寒いどころかテントの中は昼間よりかなり暑い!!
裸になりたいくらいに暑い状態です。
外が砂嵐のような感じですので、外に出られませんが、風が治まったら外の絨毯の上で寝ようと思いました。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]というか、テントの中だとマジ死ぬ。。。。[/voice]
そこから耐えること2時間。
風も弱まったので外に出ると、テントの中よりはマシな温度でした。
仕方が無いので、掛け布団(といっても毛布のような布)を砂の上に敷きその上で寝ることにしました。
他のテントを見てもそんなことをしているのは僕だけ。
他の人たちは皆テントの中です。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]こんなに暑いのに、みんな耐えているのか?[/voice]
本当に死ぬかと思うくらいの暑さです!
外も暑いけど、テントの中よりマシだから!!!
砂漠ツアーの口コミを読むと
「満点の星空に感動しました」
なんて書かれていたので、期待していましたが、この日はあいにくの曇り空で星はやや見える程度。
なんて、ツイてない!
満点の星空は次回までにとっておきたいと思います。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]いつか嫁ちゃんと行く時にとっておきます!![/voice]
小一時間・・・といいますか、本当に1時間だけ睡眠。
やっと寝れました、僕。
ZZZZZZZZ・・・・・
翌朝、サハラ砂漠を再びラクダで歩く
寝たかと思えば、ベルベル人の叫ぶ声で起こされました。
これが出発の合図です。
身支度をすませ、再びラクダに乗ります。
寝ぼけまなこでラクダに乗ったので、何度も落ちそうになりました(笑)
また1時間かけてホテルに戻ります。
途中、朝日を見るために、砂の丘へラクダで登ったり・・・。
地平線というか砂丘の間から出てくる朝日に感動しました!!
途中、映画の撮影をしているクルーとも遭遇。
どこの国の撮影隊なのか分からないですが、大掛かりな撮影をしていました。
ホテル到着
ホテルに到着し、ラクダさん、ベルベル人さんともお別れです。
チップを10USドル払い、「ありがとう!」とお礼をしました。
[voice icon=”https://ponsuke-senpai.com/wp-content/uploads/2019/01/20190127_165808.jpg” name=”僕” type=”r”]ベルベル人へのチップは払ってください
払わないと、露骨に嫌な顔されます![/voice]
ホテルで用意されていた朝食をとり、荷物を置いていた部屋へ戻りました。
シャワーを浴び、砂まみれの体を洗う。きれいさっぱりで、超気持ちいぃぃぃ!!!
この後、フェズに向かうため早々と送迎車に乗り込む僕でしたっ!!
以上、サハラ砂漠の旅行記でした。
このサハラ砂漠は、ラクダに初めて乗ったり、人工的な音がない世界に浸ったり、テントで死にそうになったり・・・初めてづくしの体験をいっぱいしました!
この経験は、僕のこれからの人生でもきっと役に立つはずです。
今のところ、何もそんな気配はありませんが・・・。
とはいえ、、、、サハラ砂漠カッコイイです。
自然の雄大さにやられます。
みなさんも一度は行ってみてください!
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